DIYで壁に棚を設置したい時に壁を傷つけずに設置する方法があります。
それは「ディアウォール」を使うことです!
ディアウォールを使うことでDIY初心者でも簡単に壁に棚や収納を作ることが可能です。
今回は「ディアウォール」について正しい使い方、耐荷重、作成時の注意点などを詳しく解説していきます。
壁に傷を付けずに棚を作成したい人は是非とも参考にしてください!
目次
賃貸でDIY!注意する点とは?
壁に棚を取り付けようとビスで留めてしまうと当然ですが壁に穴が開いてしまいます。
賃貸の場合、退去時にチェックが入りあまりに穴が多い場合は修繕費用を負担しなければいけなくなります。
また、賃貸ではなくてもなるべく壁に穴を開けたくはないですよね?
そこで壁にビス止めをしなくても棚を設置できる「ディアウォール」という商品をおすすめします!
ディアウォールって何?
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「ディアウォール」とは2×4(ツーバーフォー)材に取り付けて使える、若井産業株式会社さんが作っている商品の名前です。
この商品ができる前までは壁に棚や収納を取り付けるために壁にビスを留めなければいけませんでしたが、「ディアウォール」があれば壁に穴を開けずとも、好きなところに棚や収納を設置できるとても便利な商品です!
ディアウォールの仕組み
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ディアウォールは2×4材の両端に取り付けて画像のように床と天井に突っ張らせて支持する商品です。
突っ張っているだけなので天井にも床にも、もちろん壁にも一切傷がつきません!
また、取り外しも簡単なのですぐに新しいものへと交換ができるのもディアウォールの魅力ですね。
簡単!2×4材で傷を付けずに棚を作る!
ディアウォールで使う主な材料は2×4材ですが、実は他にもラインナップがあります。
それぞれの商品の特性をご紹介しますね!
2×4材専用
定番の商品です。ほとんどの場合はこの2×4材用を使えばよいでしょう。
飾り棚や収納に使うと良いでしょう。
サイズ 38mm×89mm
1×4材専用
2×4材専用よりも薄いため、よりスマートに仕上がります。
高さ1,100mmまでと制限がある為、カウンター下や窓枠内の棚に使うと良いでしょう!
サイズ 19mm×89mm
1×6材専用
1×4材より幅が広いので棚にすると載せられる物が多くなります。
高さ1,300mmまでと制限がある為、カウンター下や窓枠内の棚に使うと良いでしょう!
サイズ 19mm×140mm
2×6材専用
ディアウォールで最大の大きさなので、本棚などに使うと良いでしょう!
サイズ 38mm×140mm
ラブリコとの違い
似たような商品で「ラブリコ」という商品があります。
どちらも2×4材を使うことは同じですが、ディアウォールが突っ張る仕組みに対し、ラブリコはネジで締めて取り付けをします。
私的にはディアウォールの方が施工しやすいと思います。ですが見た目が少し違うのでお好みの方を選べば良いでしょう。
受け金具を使って自分なりにアレンジしよう!
同じ若井産業株式会社さんから便利な受け金具が販売されています。
棚受け材
ビスを4か所留めるだけの簡単施工なので初心者にはうってつけです!
棚受け材を使わない施工も可能ですが初心者のうちは使ったほうが簡単に施工できるでしょう。
ジョイント材
2つの2×4材をジョイントする専用の金具もあります。これで余った材料も有効に使えますし、長い材料を購入しなくていいので運搬が楽になって助かります!
高さが3m以下になるように設置するよう注意してください。
その他の金具
若井産業さん以外でも沢山の受け金具があります。
用途や施工のしやすさで選んでください。
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おしゃれな棚金具は沢山あります。あなた好みの金具を見つけてください!
図解!初心者でもわかるディアウォールの設置方法
では実際にディアウォールの取り付け方法について解説します。
準備するもの
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まずはディアウォールに必要な物を揃えておきましょう。
とはいっても「ディアウォール」「2×4材」「ビス」「プラスドライバー」「メジャー」があれば最低限の棚は設置できます。
あとはどんな棚を作るかによって違いますので、しっかりと計画と立てましょう!
材料のカット
取り付けたい高さから45mm引いた長さにカットしてください。
ここを間違えると失敗するので、正確に高さを測りましょう。2×4材をカットするには意外と大変です。カットが苦手な人はホームセンターのカットサービスを利用すると良いでしょう!
お好みで塗装
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塗装をするならばこの段階で行いましょう。
ワックス材やオイルステインがおすすめです。
塗装をする前に#180程度の紙やすりで磨くことと、2回塗装して最後にまた紙やすりで仕上げることが綺麗に仕上がるポイントです!
支柱を立てる
材料が乾いたら、ディアウォールを2×4材に被せます。
その後に設置したい場所に差し込むと簡単に支柱が立ちます。
もし受け材を使うのであれば支柱を立てる前に受け金具を取り付けておくと簡単でしょう!
写真のように棚を組んでから設置することも可能です【ディアウォール公式サイト参照】
あとはお好みでカスタマイズ
あとはどんな棚にするかで方法は様々です。
あなたにあったカスタマイズを見つけてください!
ディアウォールの4つの使い方
ディアウォールには4つの使い方があります。どれも設置方法は同じですが、アイデア次第であなたの部屋のイメージが一新します。
あなたの部屋に合った方法を選んで下さい!
棚として使う
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最も多い使い方が棚として使う方法でしょう。ちょっとした小物を飾る飾り棚や、本棚を始めカスタマイズが自由に出来るのであなたに合った棚を作ってみましょう!
キッチンに作れば調味料棚にもなります。
壁の装飾に使う
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ディアウォールで立てた支柱に板材を取り付けて壁の装飾にする方法もおすすめです。
壁一面を板材にすると部屋のイメージがガラッと変わりますよ!
板材の色を変えて交互に貼ってもおしゃれに仕上がります。
目隠しに使う
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ディアウォールを使って元々何もなかったところに目隠し壁を作ることもできます。
間取りを変えることができるので大変おすすめです!
通常、間取りを変えるリフォームですと高額な費用が掛かりますがディアウォールなら簡単に出来ますし、解体も簡単です。
デスクとして使う
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棚の一部を幅広く加工すればデスクとしても使えます。
部屋の一角にパソコンを置けるデスクがあると何かと便利です。
わざわざテーブルを買わなくてもディアウォールで作ってしまいましょう!
ディアウォールの使用注意点
ディアウォールにはいくつかの必ず守らなくてはいけない注意点があります。
instagramなどの投稿にも間違った使用方法をしている人が多いので必ずチェックしてください。
水平に使ってはいけない!
必ず上下を突っ張る形で使って下さい。
どうしても左右の棚が欲しい場合は、一度上下に支柱を設置してから、その支柱に水平材を取り付けましょう。
耐荷重に気を付ける!
instagramなどよく見かけますがディアウォールで本棚を作る時は注意が必要です。
本って1冊の重さは大したことありませんが、何十冊、何百冊と棚に置くと数百キロにもなってしまいます!!
本を置く場所はなるべく下の方にしましょう。どうしても上部に置きたい場合は支柱を重ねて使用しましょう。
高さ制限を守る!
部屋の高さは大体2.4mで作られているので大丈夫かと思いますが、3m以上の長さで設置するのはやめましょう!
登ったり体重をかけてはいけない!
体重をかけたり棚に乗るような行為は禁止です。
特に小さなお子様がいる家は注意が必要です。
棚板を前に出しすぎない!
実はこの使用方法が一番多い間違った使用方法です。
下記のように支柱に使用した木材の表面から40mm以内に収まるように棚板を設置してください【ディアウォール公式サイト参照】
特に右側のように支柱を使い、そこに金具を取り付けて棚を設置すると危険です。
instagramでもこのような方法で本を載せている人が沢山いますが本当に危険です!!
この方法で高い位置に本を置くと間違いなく棚全体が崩れてきますので絶対にしないようにしてください!
まとめ
ディアウォールは簡単に棚を設置できるDIYの味方です。しかも傷もつかない為賃貸でも設置が可能ですし、解体も楽ですのでおすすめです。
しかし、注意点をしっかり守って設置しないと棚が崩壊して、あなたや家族に危険が及ぶ可能性もあります。
設置時に大丈夫でも地震時に危険が及ぶ可能性もありますので、使用上の注意はしっかりと守ってディアウォールを楽しんでください。