木材と木材を留める時にビスや釘を使いますが、そのまま打ち付けるとビスの頭が見えてしまいます。
そこで埋木をしておしゃれに仕上げる方法を解説します!埋木とは木材に穴を開けて、その穴にピッタリと別に木材をはめ込む方法です。
本来は高い技術が必要な方法ですが今はホームセンターに便利な工具や材料があるため誰でも簡単に加工が可能です。
詳しく順を追って解説しますので是非ご覧ください!
目次
準備するもの
埋木処理をするにあたって必要な道具と材料があります。
ダボ切り専用ドリル
埋木専用のドリルがホームセンターで販売しています。インパクトドラーバー用のビットなので六角ビット対応のドラーバーが必要です。
今回は10mmのダボドリルを使います。他にもたくさんサイズがありますが、埋木をする丸棒のサイズと合わせないといけません。
価格も600~700円程度で購入可能です。
丸棒
こちらもホームセンターで販売している丸棒です。今回は10mmのダボドリルを使うので丸棒も10mmを選びます。
材質はヒバを選びましたが、他にも種類はあります。どれを選んでも問題ないですがバルサ材は、ほぼ紙のような材料なのであまりおすすめしません。
価格は長さ60mで100円程度で購入できます!
実際の施工手順
①下穴を開ける
まず材料に下穴を開けましょう。開けなくても可能ですが、ピッタリ真ん中にビスを締めないと上手く仕上がりませんので慣れないうちは下穴を開けましょう。
使用するビスより1mm強ほど細いドリルで下穴を開けると良いでしょう!
今回は太さ3.8mmのコーススレッドを使うので2.5mmのドリルで下穴を開けました。
②ダボドリルで穴を開ける
ダボドリルで穴を開けます。ダボドリルは構造上、言っての深さ以上に穴が開かないようになっているため初心者でも簡単に一定の深さの穴を開けることが出来ます。
ただ必要以上にドリルを材料に押し当ててると綺麗に仕上がらなくなるので注意が必要です!
下穴にダボドリルの先端を合わせて穴を開けてください。
③ビスを締める
開けた下穴にビスを締めます。
④埋木の準備をする
丸棒を10cm程度にカットしておきましょう!打ち付ける時に長いとやりずらい為です。
ダボドリルで開けた穴に木工用にボンドを塗っておきましょう。この工程をしておかないと、木材の収縮で埋木が取れてしまう恐れがあります。
⑤丸棒を打ち付ける
カットしておいた丸棒を穴に打ち付けます!かなづちで2~3回叩けば簡単に入っていきます。
⑥丸棒をカットして完了
打ち付けた丸棒を写真のようにのこぎりでカットすれば完了です!
ちょっとしたコツ
丸棒をカットする時にのこぎりの扱いに慣れていないと写真のように材料に傷がついてしまいます。
これはのこぎりの構造上ある程度仕方のないことなんです!
のこぎりには「あさり」と呼ばれ、画像のように刃先が左右に広がっている構造になっています。普通に材料をカットするために必要な構造なのですが、埋木の際はこの構造が邪魔になります。
そこで、「あさり」のないのこぎりを使って材料に傷を付けずにカットしましょう!
ライフソーなどに代表される「あさり」の無い製品は沢山ありますので、のこぎりの扱いに慣れるまで、これらの商品を使うことをおすすめします!
材料に傷が付かなければ綺麗に仕上がります!
丸棒をカットした後に紙やすりで仕上げると更に美しく仕上がります。
このように埋木をすると仕上がりも可愛くおしゃれになり、DIYがまた一段と楽しくなります!
是非お試しください。