打つ・留める

DIYの必須工具!インパクトドライバーの基礎知識からコツまでを詳しく解説!

DIYで最も使用頻度の高い工具といえば間違いなく「インパクトドライバー」でしょう。ビスを留めたり穴を開けたりできる便利な工具です。

しかし、ホームセンターに行くと沢山の種類があり、何を買うか迷ってしまいます。

そんなあなたのためにおすすめのインパクトドライバーから使い方のコツまでを解説していきます。

 

 

インパクトドライバーって?

インパクトドライバーとはビスやネジを締める際に打撃も加える工具のことです。

似ている工具でドリルドライバーがありますが、こちらは純粋に回転する工具で主に穴を開ける目的の工具です。

工具のトルク(馬力)をダイレクトに伝えすぎるとビスの頭が潰れてしまうので、単純な回転だけでなく打撃を加えてビスを締めるインパクトドライバーは正にビス留め専用の工具となります。

 

 

インパクトドライバーの特徴

インパクトドライバーはDIYを始めようと思ったら最初に持つべき工具です。それだけ使用頻度が高く便利な工具です。

ここではインパクトドライバーの特徴をご紹介しますね。

 

先端のビット交換

先端のビットと言われる部分を交換すれば様々なビスに対応できます。

私も写真のようにいくつかビットを持っていますが、ビットの中にはドリルもあります。ドリルビットに交換すれば材料に穴も開けられるので正にインパクトドライバーは最強の便利工具です。

最初は通常のプラスビットと細めのプラスビット、そして3mmのドリルビットがあればいいでしょう。ドリルビットはビスの下穴を開ける為なので、小さなビスを使う方は細いドリルビットも必要です。

ビット交換もとても簡単です。写真の先端を引くだけでビットの交換ができます。

 

よくある失敗とコツ

インパクトドライバーで失敗する第1位がビスの頭を潰してしまうことです!

結論から言うとある程度慣れるしかなのですが、コツがありますので是非試してください。

 

①まっすぐに合わせる

ビスに対してインパクトドライバーをまっすぐ押し当ててください。写真のように曲がってしまうと確実に空回転してしまいビス頭を潰します。

 

②ビスに合ったビットを使う

ビスに合ったビットを使わないといけません。小さなビスに大きなビットでもダメですし、逆の場合もビス頭が潰れる原因になります。

 

③始めはゆっくり回す

最初から全開で回転させてもダメです!最初はゆっくりとビットを回転させるようにしましょう!ポイントはトリガーの半クラッチ状態を覚えられるかです。簡単にいうと軽く引いている状態です。

 

④しっかりと押し当てる

インパクトドライバーをしっかりと材料に向けて押し当てて下さい。そして回転は初めはゆっくりとです。

この際にビットがビス頭から外れて材料に激突する場合があるので、聞き手とは逆の手をその近辺に置かないでください。

 

⑤力をいれるのは押し当てることだけ

大工の見習いでも多かったのですが、インパクトドライバーを材料に押しあてることに力を入れるとトリガーにも力が入ってしまう人がいます。

よくいえば素直ですが、悪くいえば・・・・・

そうすると一気に高回転になりビスの頭をとらえられずにビス頭が潰れます。

まぁ慣れです。材料には強く押さえつけてトリガーは優しく引く。これがポイントです。

 

使用上の注意点

その他にも使用上の注意点があります。

1つ目はインパクトドライバーは騒音が出るってことです。特に厚い材料や硬い材料などにビスを締める時は注意が必要です。

下穴を開けてビスを締めれば少しは騒音を抑えられますがゼロにはできません。どうしても騒音が出せない場合はインパクトドライバーである程度締めてから最後の締めの工程を手動でやるしかありません。疲れますが近所に迷惑をかけずに楽しみましょう!

2つ目が充電についてです。インパクトドライバーは充電パッケージの値段がものすごく高いです。ですので充電パッケージは大事に使いましょう。

残量が沢山ある状態で充電すると消耗が早まりますので、なるべく完全に電池が無くなってから充電しましょう。

 

 

インパクトドライバーの種類とおすすめ度

インパクトドライバーといっても沢山の種類があります。使用用途と私のおすすめをご紹介します。

14.4V 充電式インパクトドライバ

プロの大工さんが使っているタイプです。少し重いですがパワーも十分で継続使用にも耐えられます。

将来、小屋やウッドデッキなどの本格的なDIYまで挑戦したい人はこちらがおすすめです。

10.8V 充電式インパクトドライバ

こちらはDIY用に作られた少し小さなインパクトドライバーです。軽さとパワーを兼ね揃えたDIYにはおすすめの工具です。

7.2V ペンインパクトドライバ

こちらはペンタイルのインパクトドライバーです。とにかく軽くて持ちやすいのが特徴ですが、私個人的には普通のインパクトドライバーに慣れてしまったので使いずらい印象を受けます。

100V電源式インパクトドライバ

最後は有線式のインパクトドライバーです。正直DIYでは必要ありませんね。最近は充電式の能力が上がったためプロの大工でも使うことが無くなりました。

おすすめメーカー

上記で紹介したインパクトドライバーはどれも有名なメーカーさんの商品ですが、ホームセンターには沢山のメーカーさんの製品があります。正直値段も1/10くらい安いです。

趣味でDIYを楽しむのなら金銭面もあるので、そちらで楽しむのもありです。しかし私的には有名なメーカーさんの工具をおすすめします。理由は製品の丈夫さです。

めったなことが無い限り壊れません。特に大工のように毎日使う場合は丈夫さは必須条件です。

特にマキタさんは同じ充電パッケージで沢山の工具が使えるので、私はマキタさんの物を主に使わせてもらっています!

凄まじいラインナップ!同じ充電で使えるので、収集心をくすぐります(笑)(これでもラインナップの一部にすぎません)

 

おすすめインパクトドライバー

おすすめのインパクトドライバーはマキタさんの14.4V 充電式インパクトドライバ-です!充電部分に14.4Vと記載のあるものです。

先ほどご紹介したように丈夫で他のラインナップも豊富です。

ただ金額が3~5万円もするので、趣味でDIYを始める方はホームセンターで購入できる3,000~4,000円程度のインパクトドライバーで十分です。

沢山の作品を作って本格的にDIYを楽しもうと思ったらマキタさんがおすすめです!

 

 

インパクトドライバーはDIYの主軸工具

以上でインパクトドライバーの解説を終わります。

インパクトドライバーはDIY工具の主軸です。昔は大工の世界では「かなづち」と「のこぎり」が主軸工具でしたが、今ではプロの大工でもインパクトドライバーが主軸工具となっています。

値段や性能は様々ですが、DIYを楽しむうえで大切な相棒になりますので慎重に選んでください!