2×4材に代表されるSPF材は、全国のホームセンターで購入できるためDIYにはもってこいの材料です!
価格の安く、材質も比較的柔らかいためDIY初心者から上級者まで幅広く愛されている材料です。
そこで今回はSPF材について基礎知識から良い材料の選ぼ方まで詳しく解説しますので是非ご覧下さい。
目次
SPF材の基礎知識
まずはSPF材の基礎知識のついて解説しますね。
SPF材ってどんな材料なの?
SPFとは材質の事を指します。
S=スプルース(エゾ松)
P=パイン(松類)
F=ファー(モミ類)
の3種類を総称したものです。
主に2×4材の材質なので2×4材をSPF材と呼ぶ人もいます。
加工もしやすく、ある程度表面も削ってあり、面取りまでしてあるので、DIYにはうってつけの材料となります。
SPF材ってどんな材質なの?
比較的に柔らかくて軽いので、女性でも加工がしやすいDIYを代表する材料です。
同じホームセンターでよく売っている「杉」より硬くて「ヒノキ」より柔らかい材質になります。
そして、ヒビが入りにくいという特徴もありので下穴を開けなくてもビスで留めることができます。
SPF材ってどんな寸法があるの?
SPF材は主にツーバイ材として販売しているので、寸法は規格化され種類も豊富です。
1×1材~1×10材、2×2材~2×12材と幅広い規格があります。
置いてあるホームセンターは少ないですが3×材や4×材もあるので、DIYをするにはSPF材だけで足りるほど充実しています。
詳しい寸法はこちらの記事で紹介しています↓
値段も手頃
代表的な2×4材の6フォート(1.82m)でも700~800円で購入できますので、とっても手ごろなお値段です。
小物や、棚、収納を作る程度ならば気軽に購入できる金額です。
小屋やウッドデッキなどの大きなものを作る場合はそれなりの金額が必要なのでしっかりと材料を把握してから購入しましょう!
SPF材のメリット・デメリット
SPF材のメリットは今まで話したように、加工がしやすくて、種類が沢山あり、お値段が手ごろだということです。まさに最強です!
しかし1点だけ注意しないといけないことが、水に弱いことです。耐水性はゼロと思って下さい。
どうしても外部で使用したい場合は材料にあらかじめ防腐塗料を施して使って下さい。それでも5~6年で腐ります。
基本は室内用の材料だと思って下さい。
良質な材料の選び方
ホームセンターに行くとSPF材は写真のように沢山置いてあります。
どうせ同じお金を払うなら少しでも良質な材料が欲しいですよね?
そこで、SPF材を購入する時に選ぶポイントをご紹介します!
ヒビが入ってないか?
まずは材料にヒビが入っていないかをチェックします。
ヒビが入っているということは材料がすでに変形している目安となるからです。
写真のように材料の小口を見てヒビが入っている材料は選ばないほうが良いでしょう!
反りがないか?
同様に材料が曲がっていたり反っていた場合も選ばないほうが良いでしょう!
チェック方法は写真のように小口方向から眺めて曲がていないかチェックします。何となくプロっぽいでしょ(笑)
大工さんは材料を使う前に必ず反りが無いかこのようにチェックします。
大きな節がないか?
材料に大きな節があると材料が今後、曲がる可能性が高くなります。
節とは木の枝が生えていた箇所で目玉のような部分です。節があるとその部分はとても硬くでカットするにもビスを留めるにも何倍も苦労します。
目安としてSPF材でしたら直径が3cm以上ある節がある材料は選ばないほうが良いでしょう!
しかし、節の部分はオイルステインなどの塗料で仕上げると濃く仕上がる為、その風合いを生かすためにあえて使用する方法もあります。
写真のように節の部分はかっこよく仕上がります!
年輪は気にしない
基本的に木材は年輪が細かい方が良い材料とされています。年輪とは1年に太った証なので年輪が細かいってことはゆっくり育った証で丈夫で良い材料とされてます。
しかしSPF材は基本年輪は大きいのであまり気にしなくて大丈夫です。プロでもない人が年輪を見たって正直分かりません(笑)
あまり気にせずに購入しましょう!
ヤニ(樹液)が出ていないか?
たまに材料からヤニ(樹液)が垂れていることがあります。
このような材料も後々曲がってしまう恐れがあるので選ばないほうが良いでしょう!
ヤニがある材料で制作するとヤニが手についてしまい大惨事となります。ネットネトで最悪です。
SPF材の購入方法
全国どこのホームセンターでもSPF材は販売しています。場所によってはパイン材として販売しているところもあるようですが、まぁほとんど同じなので気にしないでください!
楽天市場さんのようなネットでも購入可能ですが、ホームセンターで購入すれば、上記のようなポイントも実際に自分の目で確かめられるのでおすすめです。
またホームセンターではカットサービスも行っていますので、利用するのもアリです。カットしたほうが運びやすいのでおすすめです!
塗装仕上げておしゃれに仕上がる
SPF材は表面もある程度綺麗に加工してあるので、塗装仕上げをすると誰でも簡単におしゃれな感じで仕上げができます。
SPF材はDIYをするには必須の材料になります。
これからDIYを始めようと思っている方は是非、SPF材を使ってみてはいかがでしょうか。