私がDIYにハマった理由は安い杉の板を研磨してブライワックスを塗った時の感動でした!予想以上に板が綺麗に仕上がり様々な作品を作りたい!と心から思いました。
それから、沢山の手作り品を作ってきましたが、綺麗に仕上げるための研磨工程で出る、ホコリで部屋中が大変なことになってきました・・・・
そこで思い切って研磨専用の個室を作ることにしました!これはこれからもDIYを本格的にやる決意表明ですw
小さな部屋にカウンターを取り付けて研磨室を作る工程をご紹介します。
ですが、正直作りたい作品は他にいっぱいあるので、ここで余計な労力とお金を使いたくありません!
ですので余った材料でツギハギになっちゃいました。チャチャッと1日で作ったので完成度はご勘弁ください。
目次
【材料】2×4材で壁の下地を作る
今回、研磨室を作るために使う材料は作業場にあった、2×4材と1×4材がメインです。
どうしても必要な壁材として耐火ボードを4枚とカウンターの天板材としてOSB合板を購入しました。どちらも最安で購入できる物を選んだつもりです。
余っていた材料のほとんどを使ってしまいました。継ぎ足し継ぎ足しでごまかしながら作ったので、そのまま参考にすると良くない事があるかもしれません(笑)
それも合わせて解説していきます。
【材料をカット】自分で簡単に作る間仕切壁!
【2×4材】
・6フィート×5本 柱材
・6フィート×4本 受け材
・6フィート×2本 継ぎはぎ材
・6フィート×2本 継ぎ手下地材
・6フィート×2本 カウンター脚材
・6フィート×3本 カウンター受け材
【1×4材】
・6フィート×2本 壁下地材
・6フィート×1本 カウンター受け材
・6フィート×1本 化粧材
【野縁】
・36mm×36mm 6フィート×1本 壁下地材
本当は1×4材を使わないで全て2×4材を使うべきです。今回は予算削減の為に1×4材を使いましたが、どうしても予算削減したい方は私と同じところのみ、1×4材を使って下さい。
壁なのでそれほど強度は上げなくても良いですが安全上の為、注意してください。
床などの場合は絶対に妥協してはいけないポイントなんですが壁なので妥協しました・・・
動画でも解説していますので是非ご覧ください!!
【壁リフォーム】自分で簡単に作る間仕切壁!壁リフォームdiyをご紹介
【動画時間 1分32秒】
【作り方】賃貸ならばディアウォールを使おう!
今回はこのスペースに研磨室を作ろうと思います。広さは大体2帖くらいでしょうか。
なるべく壁を作っても違和感のない場所、そして壁を作りやすい所を選ぶと良いでしょう!
間仕切下地を作る
間仕切壁を作る方法として一番基本となる方法が木下地を作って耐火ボードを貼ることです。一般住宅のほとんどがこの方法を採用しています。
まずは壁の一番端に下地を作ります。この材料が無いと耐火ボードをビスで留められないからです。壁下地と言うのは基本、耐火ボードのビスを留める所を考えながら作っていきます。
賃貸住宅でビスなどで壁や床に穴が開くのを避けるには下記写真のようにバネが内蔵してあり上下に突っ張ってくれる金具を使うと良いでしょう!
この商品は「ディアウォール」という商品です。有名な商品で全国のホームセンターで販売しています!
今回ディアウォールは使いませんでした。今回の研磨室は低予算でサクッと適当に作ろと思い言っているので・・・・1組1,000円くらいするので、今回は使わずに荒業で作ります。
横の下地も作ります。上部はビスが利きましたのでビス留めです。下部は床がコンクリートなので普通のビスは留められません。
本当ならば振動ドリルで床に下穴を開けてからコンクリートビスで留めるか、ディアウォールなどの金具を使うかするのですが今回は使いません。
その方法とは「キツク入れること」です。ギュウギュウに材料をカットして入れるってことです。荒業です(笑)
写真の赤丸の部材をキツク入れます!
ギュウギュウに入れても蹴っ飛ばせば壁は動きます。なので本当はダメな方法なんですが、蹴飛ばさないように気を付けて使いますので、今回は大目に見てくださいww
その後は下記写真のように横の下地を入れます。
下から91cmの所と182cmの所に下地を入れます。これは耐火ボードの寸法に合わせて下地を作るからです。
ここでもポイントがあります。というかダメなポイントです(笑)
本当は下記のように縦にも45cmおきに下地を入れましょう(赤線参照)
今回は経費削減の研磨室なので材料をケチってしまいました・・・・
ケチったので蹴飛ばせば耐火ボードは破れます。なので蹴飛ばしませんww
一般住宅では必ず45cmおきに下地が入っています。もし棚などを付けたい場合は下記の写真のように下地が入っているので参考にしてください。
反対側も同じように下地を入れていきます。
こちらのように天井が平らでない場合は写真の様の1枚で通るところに横材を流します。どこかで材料が1枚で通っていないと十分な強度が出ないので注意が必要です!
こちらもキツク入れてごまかします(笑)
キツク入れるコツがあります。今回のように天井までの長さを測る時にメジャーで測ると失敗します。
そこで2枚の材料を合わせて長さを測ります。写真の赤丸の所に線を引きます。
その長さで材料をカットすると失敗する可能性が減りますよ!
材料をカットする時は下記のように線を完全に残してカットするとキツク切ることができます!
横材も入れます。ここも本来であれば45cm間隔で縦の下地を入れないといけなのですが予算削減です・・・・
耐火ボードを貼る
下地が完成しましたので、いよいよ耐火ボードを貼ります。
耐火ボードとは一般的に使われている壁下地材料で石膏を固めてできた板だと思って下さい。
したがってカッターでカットができます。
寸法を測ってカッターで何回か線に合わせて引いていきます。
その後に衝撃を与えると下記のように折れ曲がってくれます。裏の紙1枚でつながっている状態ですね!その紙をカッターでカットすれば簡単に耐火ボードを加工できます。
カットした後に専用のやすりでカット面を削ると綺麗に仕上げられます。
削ると粉が出ます。これはほぼチョークなのですぐに片づけないと部屋中が真っ白になります!!
欠き込みや直角にカットしたい場合は、切れなくなった替え刃のこぎりでカットすると良いでしょう。カッターを使わないでこの方法で全てのカットをする人もいます!
木下地に耐火ボードを貼っていきます。
ビスは15cm~20cm間隔で留めると良いでしょう。今回は時間優先だったのでほとんど留めていません(笑)
耐火ボードをなるべくカットしないで済むように木下地を作るのもおすすめですよ!
反対側も貼って壁はとりあえず完了です!
正面は違う記事でドアを取り付けますので次回をお楽しみに。
【仕上げ】カウンターを自作する方法
今回は研磨室なので作業のためのカウンターが必要です。
早速、簡易的ですがカウンターを制作します。
まずは下記のように2×4材分を欠き込んだ材料を準備します。欠き込み深さは2cmほどです。
それを組み立ててカウンターの脚部分にします。
組み立てたら、それを写真のように壁に取り付けます。
先ほど欠き込んだところに同じく2×4材を受け材として入れます。
奥と手前の2本を入れてカウンターを支持します。
写真を撮るのを忘れてしまったのですが赤線の所にも下地を入れておきました(60cm間隔)
受け材を留める時に糸などで両方の壁から、まっすぐになっているか確認しながらビスで留めましょう!
【チェックポイント】材料は無駄なく使う!
最後はカウンターの天板を貼っていきます。
今回は「OSB」という材料を使います!木材を砕いて接着剤で固めた板だと思って下さい。
見た目もカッコよいのですが何よりも安いから・・・・
まぁDIYでは内装材として使うとおしゃれになっておすすめです!
受け材に合わせてOSBを貼っていきます。
長さが少し足らなかったので奥に1×4材を1枚取り付けて何とかしのぎました・・
材料が余ったので無駄なく使おうと斜めにカウンターを使って余りをゼロにしました!
少しでも作業スペースが確保できる様に工夫しました!
これで完了です!
【完成品】壁のリフォーム
研磨室として作りましたが、ここで卓上丸ノコも使うことにしました!
早く新しい作品を作りたいので、今回の研磨室はかなり適当に作ってしまいました・・・・
どうしても1日で制作したかったので急ぎすぎた感があります。
が、間仕切壁を作るって意外と簡単ではないでしょうか?
もしそう思って頂いたら嬉しいです!
【使った材料と費用】
【2×4材】
・6フィート×5本 1,890円
・6フィート×4本 1,512円
・6フィート×2本 756円
・6フィート×2本 756円
・6フィート×2本 756円
・6フィート×3本 1,134円
【1×4材】
・6フィート×2本 456円
・6フィート×1本 228円
・6フィート×1本 228円
【野縁】
・36mm×36mm 6フィート×1本 198円
【耐火ボード】
・9.5mm 910×1820 ×4枚 1,280円
【OSB合板】
・11mm 910×1820 ×1枚 1,380円
合計金額 10,574円
【使った商品と費用】
・ビス各種 50本 50円
合計金額 50円
【使った道具】
メジャー・さしがね・のこぎり・インパクトドライバー・脚立
下地チェッカー・カッター・定規・ボードヤスリ・水糸・のみ
【製作時間】
材料カット 120分
組み立て作業 120分
カウンター制作 120分
所要時間 360分
今回はかなりの手抜き工事なので、しっかりと施工すれば2日以上かかる工事かもしれません。