DIYレシピ集

【DIYで壁に棚や収納】3,000円以内で出来る2×4材と板でトイレの壁をリフォーム方法!100均を使った扉の簡単な作り方。

今回はトイレにカウンター収納を作ってみました。

通常はトイレタンクがあるところなので、タンクを隠すように施工するとよいのですが、今回はタンクレストイレの為カウンター収納の作成にします。

何処のホームセンターでも売っている1×4材と杉板材を使うので誰でも作れる内容になっています。

簡単な扉の作り方も合わせてご紹介しますので是非ご覧ください!

たった2,868円でできましたよー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【材料】杉板を使ったトイレの壁リフォーム

 

 

 

 

 

今回使う材料は12mmの厚みの杉板を使います。幅は12cmです。腰板の仕上げ材になります。

ホームセンターでは野地板(のじいた)として販売しているかもしれません。野地板とは屋根材ですね。

壁の下地材として36mm×36mmの杉材も使います。下地材の寸法は自由ですが、このサイズは非常に使いやすいのでおすすめです。俗い言う野縁(のぶち)と呼ばれる材料で建築現場でも様々な下地に使われている材料です。

カウンター材として1×4材と、扉の材料として1×1材も使いました!

 

 

【材料をカット】DIYで壁に棚や収納を作る!

【1×4材】 

・900mm×2本  カウンター板

・600mm×1本  枠材

・180mm×2本  枠材

【1×1材】 

・600mm×1本  扉材

・180mm×2本  扉材

【12mm×120mm杉材】

・1500mm×1枚  腰板材

・1300mm×3枚  腰板材

・700mm×2枚  腰板材

【36mm×36mm杉材】

・900mm×5本  下地材

【コンパネ12mm】

・150mm×600mm×2枚  収納部

・150mm×180mm×2枚  収納部

まずは材料をカットします。カウンターの高さは自由ですのでお好みの高さにカットしましょう!

今回使用する野地板(のじいた)は乾燥度が低い材料です。触ってみて湿り気があるようでしたらばらして、日陰で乾くまで置いてから使いましょう!

注意:日向で乾燥すると必ず捻じれますので日陰で乾燥してください。

 

 

動画でも解説していますので是非ご覧ください!!

【DIYで壁に棚や収納】2×4材と板でトイレの壁をリフォーム!100均を使った扉の簡単な作り方。

 

【動画時間2分20秒】

 

 

【作り方】100均を使った扉の簡単な作り方。

下地を確認して計画する

まずはカウンターの高さと厚みを決めましょう!

この際、壁下地が何処にあるかチェックしながら計画を立てましょう。重要なポイントだけでもビスで留められるように計画を立てましょう。

ホームセンターで購入できる下地チェッカーは先端から針が出るので下地があるか確認できます。

 

 

 

下地の作成

36mm×36mmの材料で下地を作ります。

まずはカウンターの下地です。基本的に材料の幅などはそのまま使えるように計画すると作業が飛躍的に楽になります。

ですので今回は下地材3本分の厚みに計画しました。両端を2本のビスで固定します。

 

縦にも1本下地を作ります。長さが1500mmあるので最低でも両端と何中の3箇所をビス留めしましょう!

 

反対側もカウンターの厚みを調節して下地を作ります。腰板がしっかりと留められるように下地を作成します。

 

 

 

 

 

 

腰板の高さの半分くらいの所にも下地を入れておきましょう。高さ1500mmであれば真ん中に1本で十分です!

 

 

そして腰板の幅1枚分の下地も写真のように作りました。

これはカウンターの真ん中部分を収納にして、両端は腰板をそのまま貼る為に必要だからです。これも腰板の幅に合わせた方が簡単なので、そのように計画すると良いでしょう!

 

下地に合わせて先に腰板の寸歩をカットしておきましょう!

写真のように腰板をビスで仮止めしながら寸法を測っていきます。

先ほどの収納部分を長さ60cmで作りたいので、60cmいったところにまた腰板の下地を作ります。ちなみに60cmも腰板5枚分の寸法です。

 

全ての腰板の寸歩をカットしておきましょう!

右下のカウンターの下は貼りません今後こちらにも腰板を貼るようですので、最後には見えなくなります。

 

 

 

 

 

材料の研磨

腰板を全てカットしたら塗装の前に研磨処理をしておきましょう。

#180の紙やすりでしっかりと研磨しておきます。電動の研磨機を使うことをおすすめします!今回はブライワックスを使うので、仕上がりに光沢を付けたいからです。

塗装前の研磨で仕上がりは変わってきます。

 

 

#60の紙やすりで面取りも行っておきましょう。

使い古した風合いが好みであれば大きな面を取ると風合いが出ます。

 

 

研磨後は綺麗なウエスで削りカスをしっかりとふき取ってください。乾いたウエスで拭いた後に水を硬く絞ったウエスでさらに拭いてください!

 

 

 

塗装工程

腰板は事前に塗装しておくと楽に施工ができます。今回ブライワックスの「ウォルナット」で色付けします。かなり濃いめの仕上がりになります。

 

 

ウエスで擦りつけるようにワックスを塗っていきます。

1回目は全体的に色を付けていく感じで塗っていき、2回目に薄い所を重点的に塗っていくと上手くいくでしょう。

 

 

2回目の塗布後に綺麗なウエスで表面を強く擦ってください!この工程により腰板が驚くほどに艶感が増します。

ブライワックスを使うのであれば必ず行わなければいけない工程です。

全ての腰板を同じようにワックスをかけます。

1枚130円の杉板とは到底思えない仕上がり感です(笑)

何百年も使っている物のような光沢がお好きな人はブライワックスうが是非おすすめです!

 

 

 

 

 

腰板を貼ってみよう!

ワックスが乾いたら早速、腰板を貼ってみましょう!今回のような濃いワックスであればブロンズのビスをそのまま留めても気になりません。

端のビスを留める時は下穴を開けてからビスを留めましょう!ひび割れします。

順番に全ての腰板を貼っていきましょう!

あっという間にトイレの雰囲気が変わってきます。

 

 

 

 

 

【仕上げ】ブライワックスやミルクペイントを使おう!

収納部分の制作

カウンター内に収納を作りたいと思います。

トイレットペーパーが入る大きさに作ります。コンパネという12mmの合板を使うと簡単です。写真のようにカットしますが手でカットすると意外と疲れますので電動のこぎりが無い人はホームセンターのカットサービスを利用するとよいでしょう!

組み立て時には小口にボンドを付けてからビス留めしましょう。

使用するビスはスマートビスがおすすめです。合板系に使うビスはコーススレッドより断然スマートビスです。

理由はコーススレッドだとビスの頭が合板にめり込まないので綺麗に仕上がらないからです。

ビス留め後に写真のようにボンドがあふれることがよくあります。

必ず綺麗な布でふき取ってください!

ふき取らないと仕上げの塗装の時に色が付かなくなりますので厳守してください。

背板も付けます。12mmのコンパネでもいいのですが、今回は5.5mmのべニアが余っていたので経費削減で使いました。

じつは3枚のべニアを合わせて背板にしています。今回の収納は扉を付けるので背板はほとんど見えません。なのでケチって継ぎはぎで使います(笑)

今回は「男前インテリア風」にしたいので黒く塗装します!

使用する塗料は「ミルクペイント」です!とっても塗りやすい水性塗料です。

他の塗料に比べて格段に塗りやすいですし、色合いも同じ黒でも風合いが良い感じなんです!少し水を入れて伸ばして使うと更に塗りやすいと思います!

隅の方から塗っていき最後に広い面を塗ると上手く塗装出来ます。

塗装が乾いたらカウンターに設置してビスで固定しましょう!

やっと全体像が見えてきましたね!

1×4材を2枚使ってカウンターを設置します。腰板と同じように下地研磨後にブライワックスを塗ります。

杉材と比べるとSPF材(ツーバイ材)はブライワックスのノリが悪いように感じます。濃い風合いがお好みの方はカウンター材も杉板で作ると良いかもしれません!

同じ1×4材で収納部の枠材を作ります。

写真のように3方向の枠を作り、カウンターにくっつけて取りつけます。見える所はしっかりとワックスをしておきましょう!

枠材を取り付けるとこんな感じになりました!

 

 

扉の制作

次に扉を制作します。

1×1材(19mm×19mm)で扉の枠を作ります。細い材料なのでビス留めの前に必ず下穴を開けましょう。

実際の取り付け寸法より幅で6mm、高さで1cmほど小さく作成しておかないと上手く設置できません。

特に高さは丁番を取り付ける為、思い切って小さく作っておかないと失敗します。

実際に収納部分に合わせて大丈夫だったら、次はワイヤーネットを貼りましょう!

薄いベニアなどで作る方法が一般的ですが今回は中のトイレットペーパーを見せたいので、あえてワイヤーネットを使います。

ホームセンターで10cm単位で販売しているのでとってもリーズナブルな価格で手に入れられます!

まずが片方を留めていきます。端から順番に引っ張りながら留めていくとピンと張れます。

留める方法として一番良い方法はタッカーと呼ばれる工具で留める方法です。簡単にいうと巨大なホッチキスです。これがあると扉を作る時にとても役立つのでおすすえです!

もしなければ普通のホッチキスでも代用が可能ですが、壊れる可能性がある為あまりおすすめできません。

こんな感じで固定ができます!

四方をタッカーで固定したら、余計な部分をカットします。

その後100均で購入した取手を取り付けて扉の完成です!

丁番を取り付けて収納部分に取り付けます。

今回のように小さな扉の場合、丁番を取り付けには慣れないと苦労します。私個人的に一番嫌いな作業です。。

あらかじめ細いドリルで下穴を開けておくと比較的容易に作業ができるでしょう。

扉を取り付ければ完成です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

【チェックポイント】扉の簡単な作り方

今回のポイントはまずは材料の研磨です。

ブライワックスを使う場合、この研磨工程をしっかりと行うと驚くほど高級に仕上がってくれます。少し面倒な作業ですが、料理と一緒で下ごしらえが重要なんです!

そしてもう一つは扉の制作です。

単純にべニアを購入してきて扉にしたり、100均のフォトフレームを使って扉にする方法が一般的ですが、今回のような方法を覚えれば、どんな寸法の扉でも製作が可能になりますので是非チャレンジしてみてください!

 

 

【完成品】

BEFORE

After

 

【使った材料と費用】

【1×4材】 

・900mm×2本  228円

・600mm×1本   76円

・180mm×2本   44円

【1×1材】 

・600mm×1本   62円

・180mm×2本   38円

【12mm×120mm杉材】

・1500mm×1枚  133円

・1300mm×3枚   399円

・700mm×2枚    133

【36mm×36mm杉材】

・900mm×5本   495

【コンパネ12mm】

・150mm×600mm×2枚  360

・150mm×180mm×2枚  120

合計金額 2,088円

 

【使った商品と費用】

・ブライワックス 1/5缶  346円

・ミルクペイン(黒) 1/10缶  80円

・ワイヤーネット  84円

・取手  100円

・紙やすり  #180 1ずつ  80円

・紙やすり  #60  1/3  30円

・ブラウンビス  30本  25円

・スマートビス  35本  35円

合計金額 780円

 

【使った道具】

メジャー・さしがね・のこぎり・インパクトドライバー・電動サンダー

3mmドリル・電動丸ノコ・刷毛・木工用ボンド・下地チェッカー・タッカー

【製作時間】

下地制作      45分

材料カット     30分

材料研磨      30分

塗装仕上げ(乾かし1日) 45分

腰板貼り      20分

収納制作(塗装込み)  45分

カウンター(塗装込み) 20分

扉制作(塗装込み)   45分 

 

所要時間 280分

 

今回の作業を含めたトイレのセルフリノベは進行中です!

詳しくは下記の記事で👇

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